14. 抜歯後4週間目 - 連結冠入れに悶絶

スポンサーリンク

抜歯した歯の噛み合わせだった左上7番が下がってこないようにと、左上6・7番の銀歯を繋げる治療が続く。

1週間前の前回は、2つの歯の銀歯を外して型を取り、借りのふたをして終了。

今日はその新しい銀歯「連結冠(クラウン)」を入れる日である。

女性イメージ

(銀歯入れるだけだから、まぁすぐ終わるでしょう~)

などという軽い気持ちで、私はS歯科医院に向かった。

その数10分後、治療台でおしっこちびらんばかりになるなどと、つゆとも想像せず・・・。

銀歯をはめるだけの拷問がスタート

診療台に腰を掛けると、早速先生が来て借りのふたを外す。

これから入れる繋がった銀歯を見せてもらったが、特に何の感慨もなかった。

接着剤をつける前に、まず出来た銀歯をはめこんでみて、かみ合わせを少し調整。

麻酔もなしにがりがりやるので、ちょっと沁みる。

噛み合わせが決まると、一旦はめてみた銀歯は外され、本接着の為の下準備が始まった。

裸の状態の二つの歯に対して、がりがりと表面をならしーの、その合間には水を吹き付けーの、シューシュー風を吹き付けーの。

想像して欲しい。その二つの歯は神経の残っている歯である。

麻酔なんてしていない。沁みるどころの騒ぎではない。キーンとした痛みが、常に続いてしまっている状態なのである。

おしっこちびっても許されるレベルである。

女性イメージ

銀歯を入れる時って、今までこんなに痛い思いしたっけ!?

謎の水・風吹きつけまくり治療は5分、10分と続き(途中待ち時間も結構あったが)、もはや気絶しそうな勢いであった。

歯科衛生士さんも先生も、

歯科医師イメージ

ここは我慢して下さいねー。

沁みるけど頑張って下さいねー。

を繰り返すだけである。

そりゃあんた達はこの痛みを体験してないから言えるのでしょうやと・・・。

精も根も尽き果てた末に・・・

ともかくその悶絶は永遠にも感じられる長さで続いたのであったが、何とか終わったようで、いよいよ銀歯の本接着となった。

ああ、ようやく終わるのか・・・と思ったのもつかの間。

今度ははみ出た接着剤を取るのにまた耐えなければならなかった。

意識を「家に帰ったらやる仕事」や「週末やりたいこと」に向けたり、自分の手をつねってみたりと、とにかくその痛みから解放されようと必死であった。

歯科衛生士さんの作業が終わる頃には、私のその日の精根は尽き果てていた。

診療台が起こされ、先生が来て軽く説明。

歯科医師イメージ

きつく感じる部分はあると思いますが、しばらく使っていればまた慣れてきますよ。

女性イメージ

はい・・・。

と、力なく答えるので精一杯。そして本日の治療は終了。

次は1ヵ月後

次の診察は1ヵ月後。つまり抜歯からは2ヶ月ということになる。

今回入れた連結冠(銀歯)の様子見と、掃除をして、ようやく治療完了となるとのこと。

しかし・・・。

今まで4~5軒くらい歯医者に行ったが、こんなに銀歯の装着が辛かったのは初めてであった。

これは歯医者を変えるべき?それとも連結の銀歯だから?

銀歯は一旦がっちりはまってしまえば、キーンと続いた痛みは治まった。

しかし、今後もそこの歯医者さんに通うかどうか、悩んでしまう私であった。