5. 事件 - 銀歯が取れる
スポンサーリンク
初診ではすぐには抜歯せず、噛み合わせを弱くするためにその当該の歯の銀歯を削った。
やはり歯を削り低くして空間が出来たせいで、頬の内側の部分を物を噛む時に上下の歯で挟んでしまう。
しかし抜歯したらこんなこともなくなるのかなと、歯がなくなったときのことを想像して、少しばかり寂しい気持ちになる。
そして、それは起こった
そうこうしていると、その初診の日の数日後、事件が起こった。
私は毎食後にキシリデントというガムを噛むようにしている。
理由は、食後の虫歯菌が活動しやすい口内環境を唾液で中和させるため・・・つまり歯の健康のためである。
しかしこの日の夜、テレビを見ながらガムを噛んでいたら、「ガリッ」と違和感が。

まさか抜歯するまえに歯が抜けたのか!?
と、一瞬嫌な予感がよぎる。
ガムを取り出してみる・・・
慌ててガムとその異物を出してみると・・・
それは抜歯宣告を受けた歯の銀歯であった。

「噛み合わせを弱める為」とだいぶ低く削ったのが裏目に出たか、銀歯そのものが薄くなり、外れてしまったようだ。
次の診療日まで日があるが、連絡をしようにも明日は歯医者は休み。
どうせ数日後には抜く歯だから、放っておくことにした。
神経もないので、銀歯がなくても痛くはない。
ただそちらの歯では噛めなくなってしまったので、反対側で食事をするように心がける。